各種SNSのデータ基盤構築
10月 10, 2023
Facebook、Twitter、Search Console、GA4、Youtube、Instagram等のデータ収集基盤を作り、ダッシュボードで指標やデータを一元管理したというプロジェクト。
FacebookとInstagramでは有名なMetaのAPIであるGraph APIを用いて、PostやCommentデータ等を取得
Youtubeでは
Search ConsoleではGCPのサービスアカウントを用いて認証が可能なため、Google Search Console APIを実行してオーガニック検索等のデータを取得
本件のポイントとしては、主に海外事業を展開しているクライアント様であるため、GDPRの観点でのデータの取り扱いがとても重要になる案件でした。
GDPRとは、General Data Protection Regulationの頭文字でEUが定めたデータ保護規制です。
昨今GA4であったりでユーザーの行動データを取れるようになったり、広告配信ではユーザーの行動から趣味趣向を把握しそのユーザーにあった広告を出すリマーケティング広告などの手法が出てきましたが、その大元となるデータはcookieやIPアドレスなどのデジタルデータになります。
そういったデジタルデータの活用を保護するものとして、まずEUにて2018年5月25日から施行が開始されました。(僕はこのデータ保護規制について10件ほど担当してたりします。)
そのGDPRを対応するにあたっては以下のようなことがポイントになります。
- ① Cookieなどのデジタルデータが基本的に個人情報扱いとなる
- ② GDPRの対象はEUに住んでいる人が対象であること
- ③ 十分性認定を受けていない国への個人データの移転の規制
- ④ 個人データのユーザーによる削除依頼に対応する(データ主体リクエスト)
上記の内容は簡易的に説明したものなので、正確には弁護士等とのやり取りでより詳細に詰めていきますが、
今回のダッシュボードにおいては、①-③がポイントになります。
さらにGCPのBigQuery上にデータを貯めることもポイントです。